イキイキと人が動き出す会社づくり

ブラインドサッカーからみるチームビルディング

人が辞めていく会社を、人が集まる会社に。
仕事に誇りを持ち、社員がイキイキ働く会社をつくる
黒田晴美です。

 

チームビルディングのコミュニティで、
日本ブラインドサッカー協会から講師を招いて、
「ブラインドサッカー」を体験しました。

 

 

「ブラインドサッカー」とは、
ゴールキーパー以外は
全盲の選手がプレーする
フットサルを元にしたスポーツです。

 

 

ブラインドサッカーは、
通常、情報の8割を得ているという
視覚を閉じた状態でプレーします。

 

技術だけではなく、
視覚障がい者と健常者が力を合わせてプレーするため、
「音」と「声」のコミュニケーション」が
重要になってきます。



今回、協会から
健常者と視覚障碍者の方の2名が
インストラクターとして来てくださいました。


私たちは、アイマスクを着け、
暗闇を疑似体験しながら、
様々なワークを体験しました。

 

 

ブラインドサッカーで使うボールは、
中に鈴が入っていて、
音が鳴るようになっています。


視覚情報がないため、
ペアになっている人は、
声を出したり、手を叩いたりして
誘導してくれるのですが、
たくさんの人が同時に
同じようにすると、
聞き取れないこともありました。

「コミュニケーションは、
自分から発信するだけではなくて、
まず聴くことが大事」

といわれて、ハッとしました。

 

 

2人組で準備体操をした場面では、
自分が知っている(見えている)からといって
相手と同じ情報を共有できなくて、
みんな四苦八苦していました。

 


あれこれ言い方を変えてみると、
余計に相手が混乱することもありました。


「大きく」「深く」というような言葉も
人によって基準が違います。

 

「『しんきゃく(伸脚)』して」といっても、
その言葉を相手が知らなかったということもありました。

 

反対に、
「『クロール』みたいに腕を動かして」という例えは
みんな分かりやすかったようです。

 

 

普段、簡単にやっている動作も、
情報(ビジョン)を共有できないと
なかなか思うようにいかないのです。

 

一方、ビジョンを共有できていると
特に難しい動作ではありません。

同じようなことが、
組織の中でもいえるのではないでしょうか。

とはいっても、今回のメンバーは、
共にチームビルディングを学ぶ仲間たち。


恐る恐る動いていたのは、初めのうちだけで、
アイマスクをした状態でも
どんどん思い切って、動き出しました。


これも、心理的安全性があるからです。

心理的安全性が不足すると
起こってくる4つの不安と行動特徴 があります。

 

・IGNORANT(無知だと思われる不安)

・INCOMPETENT(無能だと思われる不安)

・INTRUSIVE(邪魔をしていると思われる不安)

・NEGATIVE(ネガティブだと思われる不安)


インストラクターの方から、
私たちは、どのワークでも
平均よりかなり早いタイムだったそうです。


また、みんな笑顔で楽しみながら
取り組んでいたのが印象的だったともいわれました。

 

 

何か、ミスがあっても、
それが精一杯やった結果なら、
誰も責めません。

 

笑って許して、NEXT ONE。


そんな空気感がこのコミュニティにはあります。

 

 

最後に、視覚障碍者の方が
白杖(はくじょう)を見せてくださいました。

「皆さんは、この杖を持っている人は
どんな人だと思いますか?」


一般的に、白杖は全盲の方が持っていると思われています。


その方の視界は4%。

穴からのぞいているみたいな感じだそうです。

 


とはいっても、全盲ではありません。


なぜ、白杖を持っているかというと、
視覚障碍者がここにいることを
知ってもらいたいからだそうです。

 

 

その方がスマホをみていると

「あの人、白杖持ってるけど、スマホ見てる。
(視覚障害は)嘘なんじゃない?」


というようなことを、言われるそうです。

よく、言われるそうです。

 

 


世の中、いろんな人がいます、と
いろんな見方をする人がいます、と
おっしゃっていました。
 


人と人は違います。
価値観も、これまでの経験も違います。


相手を変えようとしても
変えられるものではありません。


けれど、自分を変えることはできます。
 

        
視覚障碍者の方が、信号を渡るときは
とても不安なのだそうです。
(盲導犬も色は認識しません)


そんな時に、
「青ですよ。渡れますよ」
と、誰かが一声かけるだけで、
安心して信号を渡れるのだそうです。


私は、これからの自分の行動を変えようと思います。


ひとりの小さな行動が、
組織を、そして社会を変えていくのだと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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