ひとがイキイキ働く会社をつくる

二宮尊徳から学ぶ強み経営

ストレングスファインダーの
強み部会の勉強会に参加しました。

いつもは東京で開催されていて
なかなか参加がかなわないのですが、
今回はZoomで開催されたこともあり、
全国各地から参加者が集いました。 


二宮尊徳とは何した人ぞ

今回のテーマは、二宮尊徳さん。
私と同じく、「二宮尊徳さん」でピンとこなくても
「二宮金次郎さん」といえば、
小学校にあった、薪を担いで本を読む、
あの銅像が思い浮かぶだろう。

では、その二宮金次郎さんが何をした人かというと
これまた、さっぱり浮かばない。

蛍の光と同じように
「そこまでして勉強した偉い人」という印象。

二宮尊徳さんは
道徳と経済を一元に論じた「報徳思考」で
全国各地で、600もの再興事業を成し遂げたのだという。 

報徳思考の4つの柱

それでは、報徳思考とはいかなるものか。

1、至誠(報徳)
2、勤労
3、分度
4、推護

私なりの解釈で、ざっくりと説明すると
至誠とは、誰のために働いているのかという、ミッションや理念
勤労とは、見本となる自らの行動
分度とは、会社の利益経営者の利益にあらず。資産に応じた消費。
推護とは、分度の余剰を社員や社会のためにつかうこと。


まずは、思いをもって愚直に行動すること。
規模が大きくなると、人を育てることが必要になる。
一緒に働く人の職場環境がよければ、
幸福度が上がり、やる気が行動となり、
より大きい収益となる。
そうすることで、地域社会への貢献度がまし、
地域社会から愛される会社になる。 


強みを活かす経営とは

二宮尊徳さんのお話もさることながら、
ストレングスコーチで、経営者でもある
砂川さんの実体験を
報徳思想に紐づけてお話いただくことで、
報徳思考が、現代の経営にも活用できることが
腹落ちしました。

「創業時代は自分の給料をあげるために頑張るが、
人を雇うようになると人件費を抑えようとする」
人件費はコストにあらず。
人件費は、会社経営の「目的」そのもの。
というお話が刺さりました。


人の生理反応や感情は
変えようと思っても変えられるものではありませんが、
思考や行為は、
自分の意志で変えることができます。


従業員の幸福度があがれば、
この会社で働いていることが、誇りになる。

そういう思考になれば、
自然と仕事に向かう行動が変わってくる。

行動が変われば、成果が変わる、ということです。


成果がでれば、ますます仕事が楽しくなるし、
達成感を味わえ、自分に自信も持てるようになってきます。



そのためには、

①相手との信頼関係を築き
②相手の考えや価値感を受け止め
③相手の可能性を信じる

コーチングの考え方がとても役に立ちます。

今回の勉強会では、
自分の資質をどう使っているかを
ペアワークで考えました。


私は、
「未来志向」で、
このコロナ禍でも
世の中の動きがぐんと進む
ポジティブでワクワクするような
未来をイメージできています。

「最上志向」で、
限られ、制限された環境の中でも
より良く、より良くと
上を目指す意識がむくむくしています。

さらに「個別化」で、
こんな時だからこそ、
ひとりひとりの個性や価値観、
不安に感じているポイントの違いなどに意識を向け、
丁寧に扱う必要を感じています。


その上で、今、こんな時期だからこそ、
私は自分の資質を活かし、
クライアントさんに
スモールステップでもいいので、
成果を実感してもらい、
前に進む足掛かりにしてもらうことに力を注ぎます。

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