ひとがイキイキ働く会社をつくる

時には立ち止まってみませんか

おはようございます。

人が伸びれば会社も伸びる
コーチの黒田晴美です。

『哲学カフェ』なるものに
参加してきました。

そもそも、哲学とはなんでしょう?

 

 てつがく【哲学】
〈哲学〉という言葉は,明治初年の段階で,西周(にしあまね)によって,英語の〈フィロソフィーphilosophy〉の訳語として作られた。〈フィロソフィー〉は,ギリシア語の〈フィロソフィアphilosophia〉に由来し,〈知恵(ソフィアsophia)を愛する(フィレインphilein)〉という意味の言葉である。そこで西周は,周濂渓(れんけい)の〈士希賢(士は賢をこいねがう)〉(《通書》志学)にならい,賢哲の明智を愛し希求するとの意で,はじめ〈希哲学〉(哲智すなわち明らかな智を希求する学)と訳し,のちに〈哲学〉と定めた(《百一新論》1874)。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版

時には立ち止まってみませんか


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 最初に「哲学カフェとは何か」
というお話とルールの説明があり、
その後、参加者でいくつか
テーマの候補を出しました。

その中で、多数決でテーマを決めて
哲学カフェは始まりました。

哲学<フィロソフィー>は、
『愛』と『知』で、
自分の持っていないものを自覚する、
という意味合いがあるそうです。

日常の中で、
ひとつのテーマで
60分~90分考える機会は
あまりありません。

それができるのが
哲学カフェ。

日常の中でじっくりと考える時間を持つ。

このあたり、
コーチングと同じですね。

 

進行役の方は、
参加者の思考のスピードを
揃えるということを
意識してらしたそうです。
 
 
思考のスピードを
ゆっくりにすることで
いつもよりも
深く考えることができます。 

日常の中で知らないことを
発見していく

何気なく使っている言葉の意味を
反芻してみる

知ったつもりになっていることでも
いかに自分は知らないかを
知っていく

自分の声に、言葉に、出してみると
いかに自分が知らないかということが
わかってきます。

言葉の揺れが気になります。

言葉を出すたびに
どんどん気づいていく感覚は
やはりコーチングのセッションと似ていました。
 

ただ、1対1のコーチングと違い
複数の参加者がいる哲学カフェでは
自分一人がしゃべるわけにいかないので、
我慢して、我慢して、
じっとその場に寄り添うことに徹しました。

これはこれで、
傾聴のトレーニングになるかもしれません。

閉会後
「話の流れがはやくてついていけなかった」
という参加者の方がありました。

思考の速度は人によって様々。
 
 
組織の中でリーダーになるような人は
人よりも思考のスピードが速い人が
多いんですよね。
 
本人が気づいていなくても。
 
本人にとってはそれが普通だから
ついついそれを口に出してしまうと
他の人が「ぽかーん」としていた経験って
ありませんか?

同じタイプの人だと
話がはずんで楽しいのですが、
そうでない場合は、
同じ場にいて、相槌をうってくれていても
話題を共有できていないこともあります。

ついつい、スピードが求められる世の中だからこそ
時には立ち止まって
ゆっくり考える時間も必要ですね。
 

その際には、周りと
思考のスピードをあわせることも
忘れずに。

 
最後までお読みいただいてありがとうございました。

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