人を成長させる

勝手に生産性があがっていくわけ

『人が伸びれば会社も伸びる』
コーチの黒田晴美です。

わが家には高校生と中学生の子どもがいます。

もちろん、夕食の準備もするのですが、
なんせ、食べ盛り!

常にお腹をすかせている状態のようです・・・

「ママー、お腹すいたー」
「何か食べるものない?」

子どもたちが小さい頃なら
可愛くも思えたこんな発言が
段々ストレスになってきます。

それぐらい、自分でやってよ!
と。

同じこと、会社で起こっていませんか?

勝手に生産性があがっていくわけ

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「ママー、お腹すいたー」
「何か食べるものない?」

というのは、
会社でいうなら

「これ、どうしたらいいですか?」
「指示されていないので知りません(わかりません)」
という人に似ているかもしれません。

経営者やリーダーとしたら、
「それくらい自分で判断してやってくれよ!」
「1から10まで上から指示しないとだめなのか?」
という気持ちになります。

だからこそ、
『自分で考え行動できる。自立型の組織にしたい』
というご要望が多いのですよね。 

 

では、どうしてそういう組織になっているのでしょう。 

  
今いる、社員やスタッフの能力が低いのでしょうか。
教育やトレーニングが足りないのでしょうか。
社内のコミュニケーションがよくないのでしょうか。 

 

そもそも、採用する時から
自分で考えられない人材だったのでしょうか・・・。 

 

きっと、違いますよね。 

 

 

恐らくですが、
自分で考え行動したら、叱られてしまった
という経験があるように思います。 

 

人は、経験から学びます。 

 

それは、プラスの面だけでなく
マイナスの面もです。 

 

いくら口では
「自分で考え、行動することが大事」
「自立的な組織を!」
と経営者やリーダーがいっていても、

実際に行動すると
「なに勝手なことやってるんだ!」
「これだけ損失(クレーム)がでたじゃないか」
といわれてしまえば、

もう次からはしないでおこう・・・
と思ってしまうかもしれません。 

 
自立的な組織になれば、
経営者やリーダーが楽になると思われるかもしれません。

経営者やリーダーからすると、
自分ばかりが忙しく、
部下たちはその現状が分かっていない!という
気持ちになります。

そのお気持ちも、よーくわかります。

私自身、そういう立場にいましたから。

結論から言うと、
上手くいかないのを覚悟の上で
思い切って仕事を任せることです。

しばらくは、仕事は楽になりません。

自分がやるよりも時間がかかりますし、
ミスの尻拭いの時間がとられます。
教育やトレーニングの時間もかかります。 

それでも、その時間を耐えて経験をつめば、
その後に成長があります。 

 

 

ちなみに、わが家の場合。

「ここに置いているものは勝手に食べてよし!」
という情報共有をしました。

そして、基本冷蔵庫にあるものも
使っていいことにしています。 

火の使い方や、賞味期限や消費期限、
調理機器の使い方など、必要な情報を教えました。 

 

たまに、びっくりするようなものを
作っていることもあるようです。

時間がたってから
「前、あれ、作ってみたけど、まずかった・・・」
と失敗の経験を教えてくれることもあります。 

失敗について、叱ることはありません。

「ママー、お腹すいたー」
の代わりに、
「ママ、あれ食べたよ」
の報告があります。

たまーに、私の代わりに夕食を作ってくれることも。 

 

 

人の成長には時間がかかります。
コストもかかります。

けれど、長期的にみれば、
会社の成長のために、必ず必要なことです。  

 

目先の時間やコストにとらわれず、
どのくらい先の未来を見据えられるか。 

 

それこそが、経営の器なのかもしれません。 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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