研修やコーチングを通じて主体的・自立的な人材育成をすることで、
10年後も成長し続ける、未来につながる組織を創るサポートしています。
⬛︎ 孤独なマネジメント経験
全国展開しているフードサービスの会社に勤務して11年。
入社4年目には店舗を任され、マネジメントしていました。
また自店舗の人材育成と並行して、新入社員研修のトレーナーや
フランチャイズ事業のオーナー研修、
社内の企画コンテストを通じ、
店舗スタッフや、新入社員、リーダー候補など
幅広い人材育成に関わり
ますます人の持ち味を伸ばし、育てる面白さにはまっていきました。
とはいえ、最初からうまくいったことばかりではありません。
立場上、スタッフにとって厳しいことを伝え疎まれることもあり、
孤独や、やりきれない思いを抱えていたこともありました。
今思えば、業績のことよりも、
やはり悩みは人の問題のことが多かったのです。
当時は「ヒト・モノ・カネ」が経営資源といわれていました。
大事なものの順番ともいわれています。
私は、店の経営を任されていたものの、最初のヒトの部分でつまずいていました。
⬛︎ スタッフとの関係性がよくなり、起こってきたこと
そして、このヒトの問題である
スタッフとの関係性がよくなると
職場の雰囲気が変わってきました。
・スタッフからどんどん意見が出てくる
・仕事に対する責任感が出てきた
・お客様からお褒めの言葉をいただける
・安心して現場を離れることができる
・しっかりと休みをとることができる
・提案、改善がどんどん行われる
・スタッフのご家族や友人、知人が来店してくれる
・スタッフの友人・知人を紹介してくれるので、
求人の悩みがなくなり採用コストもかからない
・職場の雰囲気がいい
・業績が好調(デベロッパーの百貨店から表彰され、副賞の食事券でみんなで食事!)
・スタッフが退職するときに「この店で黒田店長の元で働けてよかった」という感謝の手紙をもらう
・私が会社を退職し、15年経った今でも年賀状が届く
そう、いつの間にか、職場の風土が変わっていました。
自分で考え、責任をもって働くことを楽しみ、
仲間のこともフォローできる、そんなチームが出来上がっていたのです。
⬛︎ 変化のきっかけはコーチング
そのきっかけとなった場面を、私は今でも覚えています。
いつも反発してきて、態度が悪かったあるスタッフ。
その時も、私からの指示に
「そんなの無理ですよ」「できません」とネガティブ発言たらたら。
その時に、私はいつもと違う対応をしたのです。
「だったら、あなたはどうしたらいいと思うの?」
「・・・・・・。」
そこで、空気が変わりました。
それからしばらくして
「店長、この間の件、考えてみました・・・」
驚きました。あの日から、そのスタッフはずっと考えてくれていたのです。
「うん、わかった。じゃあ、あなたに任せるからやってみて」
そういった時、今度はスタッフのほうが驚いた顔をしていました。
それから、そのネガティブ発言を繰り返していたスタッフの意識が変わり、
チームのリーダー的存在になっていきました。
なぜ、そんな流れになったのか。
それは、スタッフとやり取りしている時に、
当時学んでいたコーチングを試してみようと思ったからです。
「だったら、あなたはどうしたらいいと思うの?」という
『質問』をスタッフに投げかけることによって、
スタッフ自身が自分で考え、行動するきっかけになったのです。
そして、それを私が受けとめることで、信頼関係ができていきました。
その人の持ち味を認め、可能性を信じることで
人はこんなにもイキイキと自主的に動き出す!というのを実感してから17年。
ずっと人の育成の現場に関わってきました。
⬛︎ 10年後も成長し続ける、未来につながる組織
その後、子どもを出産したのを機に転職。
ダブルワークでコーチングや他の学びを重ねてきましたが、
やっぱり人の成長にかかわる仕事がしたい!と独立。
ある医療系企業様では、
本院から新たに3院開設、新事業も立ち上がり、
トレーニングセンターや本社機能の設立と急成長する中、
複数の幹部社員のコーチングを担当させていただきました。
実際の業務の中での課題解決や、中長期的な進捗なども踏まえつつ、
組織全体のモチベーションもあがり、
「安心して任せられる人が増えているので、
新しいことに取り組める時間ができた」
と評価していただきました。
人材育成について、もっと理論的に学びたいと、
コーチングはもちろん、「箱」の法則、応用インプロ、
質問中心の研修®などの様々な学びを重ねつつ、
チームとしての人材育成にも着目していきました。
そして、様々な理論をきちんと体系立てて組み立てられているのが
現在、ご提供しているチームビルディングの研修プログラムです。
課題の本質を見極めて、状況を分析、整理をして
次にやること、解決策を一緒に導きだしていきます。
そして、「ずっとこの会社で働きたい」
「この会社で働けることを誇りに思っている」という人材を育て
また、そのスタッフの想いを受けとめられる
『10年後も成長し続ける、未来につながる組織』を
創るお手伝いいたします。
自分の仕事に誇りを持って、
自分の可能性を信じて
楽しくやりがいをもって働ける人や会社が増えてほしい。
そう思って、この仕事に向き合っています。
黒田 晴美