先週末、4年間関わってきた
URBAN PICNICという社会実験が終わりました。
かなりざっとした説明をすると
閑散としていた三宮の一等地の東遊園地(という名の公園)に
芝生とカフェとライブラリーを設置して
市民のアウトドアリビングとして、
もっと魅力的な場所をつくれるか、という社会実験。
新たな制度や技術などの施策を導入する際、場所と期間を限定して試行することで、
有効性を検証したり問題を把握し、時にはその施策の本格導入を見送るかを判断する材料とするもの。
地域住民との意見交換ならびに周知と合意形成も兼ねている。
出典:ウィキペディア
神戸では、パークレットや三宮プラッツ、
連結バスなど、様々な社会実験が行われています。
この「実験」というスタンスがいいな、と
思っています。
「実験」というのはやってみないと
うまくいくかどうかわかりません。
うまくいくいくかどうかわからない、というのは
思ったような効果が得られない可能性もあるわけです。
いってみればリーダーに責任を取る覚悟がなければ
できないことです。
それでも、一歩踏み出したからこそ
見える景色があります。
思い描いた世界を実現しよう
様々な人が集まる場では、
価値観も思考も違うため、
「公園の価値を高めよう」といっても
思い描くものは人それぞれ違います。
だから共通のビジョンが必要になります。
みんなで同じ絵や動画が
思い描けるようなビジョンです。
逆にいうと、思い浮かばないものの
実現は難しいのです。
「いい公園をつくりたい」
という目標を掲げても、
人によって「いい公園」というのが
緑あふれる公園なのか
思いっきりスポーツができる公園なのか
芝生で寝転べる公園なのか
遊具がいっぱいあって、子どもが騒いでも大丈夫な公園なのか
静かに本が読める公園なのか
いつもイベントをしていて賑やかな公園なのか
思い描くものが違っていては
それぞれが懸命に頑張っていても
「いい公園」に近づくのは難しいかもしれません。
だからこそ、相手の価値観や目指しているものを
お互いに知り合うために
対話が必要になってきます。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=158&v=mPh9A2AiZ24
2016年から提案してきた
「世界一しゃぼん玉が似合う公園」
大人も子どもも笑顔で
しゃぼん玉を吹いている。
そんな場面が実現できました。
会社組織でも同じことがいえます。
あなたが思い描く「いい会社」って
どんな会社ですか?
周りの人と対話してみたこと、ありますか?
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