『人が伸びれば会社も伸びる』
コーチの黒田晴美です。
私が長年通い続けている美容室があります。
厳密にいうと、
ひとりの美容師さんをおいかけて
彼が店舗を変わるたびに
ついていっている感じです。
最初に気に入ったのは
技術はもちろんですが、
彼の仕事に対する探究心と努力でした。
店舗からの研修のみならず
自費でNYまでセミナーを
受講しにいかれていましたし、
お客様のために
常に新しい技術を学び、
実践していました。
組織の中で人が本当に求めていること
チーム力をより活かしていくポイントは、
自分以外の人にも関心を持ち、
お互いの強みを活かしあっていくことです。
そういうと
強みを伸ばすのはいいとしても
弱みも克服していかないといけないのでは?
自分の得意なことばかり活かすことは
人を甘やかすことになるのではないか?
と思われる方もいるかもしれません。
人の強みに注目していくことは
どんなことにも心を開いて
好奇心をもって物事を見て
些細なことにも敏感に気づくようになります。
反対に、人の強みに目を向けないうことは
自分本位のものの見方になりがちです。
相手に嫌われないよう
甘やかしたり、なだめたり、
慰めたりしてしまうのです。
けれども、それは真の意味で
相手のためにならなかったり、
相手が求めているものでは
ない場合もあります。
人が求めているものが
「安心」や「安定」ばかりだとは限らないからです。
なかなか求人が集まらない場合、
給与や福利厚生を見直すこともあります。
もちろん、それらが効果を出すこともありますが、
そういった「条件」を魅力に思って集まった人は
もっといい「条件」がみつかれば
そちらに流れてしまうこともあります。
でも、そこでしか学べないもの、
そこでしかないチャンスがあり、
それを魅力的だと思ってくれる人ならば
同じ方向を向いていけるのではないかと思います。
それは、苦しくても
自分の目指している未来へ続く道だと
思えるからです。
前述の美容師さんは
海外でのショーやセミナーに
チャレンジされています。
常に自分が挑戦し続けることで
スタッフにも他のサロンにはない魅力を
創り出そうとされています。
もちろん、人の欲求の段階において
「安心」や「安定」を求めていることもあります。
でも、より高い段階で共感して
同じチームとしてやっていけたら
お互いにいい関係を築けるのではないでしょうか。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
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