ひとがイキイキ働く会社をつくる

これからの組織はコミュニティー化していく

 

週末はこちらにお邪魔しておりました。 

山陽電車の明石駅のひとつお隣、           

西新町駅の改札を出たら目の前にある「ふくやま病院」。 

 

こちらの譜久山理事長に 

「ふくやま病院に”コミュニティーナース”の
矢田明子さんが来るよ!」 

と、お声がけいただき、 
病院関係者でもないのに、
ご一緒させていただきました。  

 

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ふくやま病院は「また来てね、といえる病院」がコンセプト。 

病院の1階にはライブラリーが設置されていて、  
目の前にあるバス停のバスを待つ間や、
犬の散歩の合間に毎日立ち寄り、
血圧を測っていく地域の方もいらっしゃるんだとか。 

 

さて、そんなふくやま病院で開催された
『コミュニティーナースがまちにいること』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コミュニティーナース 矢田明子さん著 

矢田明子(やた・あきこ)
1980年生まれ。島根県出雲市出身。
26歳のときに父の死を経験し、
看護師を目指して27歳で大学へ入学。
大学3年のときにコミュニティナースとして自ら活動を開始。
看護師免許を取得後、島根大学医学部看護学科に編入し保健師取得。
2014年、人材育成を支援する
『NPO法人おっちラボ』を立ち上げ、代表理事に就任。
2016年5月より「コミュニティナースプロジェクト」で
その育成やコミュニティナース経験のシェアをスタート。
2017年4月に『Community Nurse Company株式会社』を設立。
同年12月、『日経WOMAN』より「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞。
『Community Nurse Company株式会社』代表取締役、
『株式会社コミュニティケア』取締役、
『NPO法人おっちラボ』副代表理事、
雲南市立病院企画係保健師。 

 

 

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コミュニティナースとは、
看護の専門性を活かしながら、
制度にとらわれることなく、
まちに出て自由で多様なケアを実践する医療人材です。 

元気なうちから住民と知り合い、
“毎日の楽しい”と“心と身体の健康と安心”を
住民と一緒につくっていっています。 

 

魚屋さんでバイトをしながら
その店先でコミュニティーナースとしての
活動を始められた矢田さん。 

 

いきなり「コミュニティーナースやらせてください」ではなく
魚屋さんに入り込んでから、きちんとお店に了解の上で
「私、看護師もしているんです」と
コミュニケーションをとっていく。

次第に矢田さんと話すのを目的に来店する人も増え、
帰りに魚を買っていくという逆転現象! 

魚屋さんも「明子ちゃんがいてくれると売上があがるわー。
時給あげてあげる」と。笑

 

雲南市立病院に就職してからも
院長先生の許可を得て、
看護師とコミュニティーナースのダブルワーク。 

その後もどんどん活動の場を広げていきますが
印象的だったのが、
同じ志を持ちながらも、
求めていくことが違っていく場面。 

 

コミュニティーナースの活動を
ボランティアでしたい人と
きちんと収入を得てしたい人。

3b8f28cbc8d3a7821ba7eea9ebe674a7人はひとりひとり
価値観や置かれている状況が違うので、
これも当然のことです。 

 

コミュニティーナースの活動を続けていきたいけれど
資金的に厳しい時には
町の人にもその状況を正直に伝え、
結果、町の人の方から
「コミュニティーナースを呼ぶときには
〇〇円くらいは出してやって」
と声掛けをしてくれるようになり、
無料での仕事はほぼなくなったそうです。

それだけの信頼関係を築けているのが
すごいなぁと思います。 

 

Community Nurse Company株式会社を設立する時の話も
印象に残っています。
 

資本金の100万円は、すべて寄付で賄われたのだとか。 

 

新しい会社を設立するにあたり、
もう一度原点に戻るべく、
町のスーパーや街頭に立ち、
ひとりひとりに話をし、
「もし、町にコミュニティーナースが必要だと思ったら
100円でも200円でもいいから寄付をして」
とお願いしたのだとか。 

 

自分たちがやりたい!ではなく、
本当に地域の人にコミュニティーナースが必要とされているのかを
もう一度肌で感じたかったのだそうです。 

 

それで、100万円分の支持が集まるようだったら、
それを資本金に会社を設立しようと考えられたそうです。 

 

矢田明子さん、10か月のお子さんと一緒に
雲南市から明石まで来てくださいました。

本当に明るくパワフルで、とても刺激を受けました。 

 

同時に、これからの組織は 
同じ志を持つ人が集まり、行動していく
コミュニティー型が徐々に広まっていくと
実感できました。 

 

チームビルディングのコミュニティーでも
いっていることですが、 
コミュニティーは会社組織ではないので
楽しく、無理なくでないと続きません。 

 

ひとりひとりの違いを受け入れつつ
どう進んでいくか、考え続けていきます。 

 

 

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講座の後は、お互い初対面の相手と
小グループで街に繰り出す、
分散型まちあるき懇親会。 

 

写真は2軒、3軒まわったあとに、
最後にみんなで終結した時の様子。
後ろの方の白い帽子の方が矢田さん。 

 

こんなふうに人も地域も巻き込んでいって
何が起こっていくのか
とても楽しみです!

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