ひとがイキイキ働く会社をつくる

また人が辞めたいといってきました

おはようございます。

人が伸びれば会社も伸びる

コーチの黒田晴美です。

 

毎日、暑い日が続いていますが

皆さん、いかがお過ごしですか?

 

昨日は、外出したついでに

事務所にいるスタッフに差し入れで

マックシェイクを買っていきました。

 

今、期間限定のカルピス味!

 

間違えてバニラ味が入っていたのは

ご愛敬ですが

ちょっとでも

スタッフのモチベーションは
上向きになったはず?!

 

作業効率が落ちてしまいそうな

こんな季節は

自分でモチベーションアップのボタン、

押せたらいいですね。

 

 

また人が辞めたいといってきました

 

時に、こんなご連絡を

いただくことがあります。

 

「また人が辞めたいといってきました」 

 

reason-for-retirement

 

なんで?

どうして?

あんなに目をかけてやったのに?

何が不満なんだ!

しんどいのはみんな一緒なんだ!

今、辞められると困る!

周りへの迷惑を考えない奴だ!

辞めてどうするんだ

うちだから雇ってやっているのに!

 

一瞬でこれぐらいのことは

頭を駆け巡るかもしれません。

 

業界によっては人手不足で

いくら求人しても応募がないという

話もよく聞きます。

 

あぁ、欠員分、

また求人活動しなきゃ・・・

 

これまでのことや
これからのことが頭をよぎって
思わずため息もでちゃいますよね。

 

現場は常に動いているので

もちろん、そのアクションも必要です。

 

でも、ようやく採用した新しい人材も

数か月たつとまた辞めていく・・・

 

あれ?うちの会社、

同じことを繰り返してないか?

どうしてなんだろう??

 

そこに気づけたら、

会社の本質に一歩、近づいたかもしれません。

 

氷山モデル

システム思考の氷山モデルの図です。

 

この場合、

人が辞めたいといってくるのは

「できごと」です。

 

海の上に出ていて

目につくのはこの部分だけなので

 

一見すると

「人が辞めたいといってくる」という

事象が起こっただけにみえて

 

それが問題だと

思われるかもしれません。

 

 

だから、問題解決のために

求人をして欠員補充をします。

 

 

でも、実のところ

氷山というのは

海の上に出ているのは

全体のほんの一部で、

 

その「できごと」の下には

「行動パターン」

「構造」

「意識・無意識の前提」

があります。

 

例えば、
「意識・無意識の前提」サービス残業が当たり前

「構造」仕事量が多い、もしくは人員が足りない

「行動パターン」仕事を抱えすぎる、精神的余裕がない

「できごと」離職者が増える
ということがあるかもしれません。

 

一方、
「意識・無意識の前提」全国転勤できる社員しか昇格しない

「構造」地域限定社員が評価されない

「行動パターン」社内での自分の未来像が描けない

「できごと」離職者が増える

ということもあるかもしれません。
 

同じ離職者が増えるという「できごと」でも
大元になる問題が違うため、
仮に、ここで、

 

 

「給与を上げるから」
「他の部署に異動させるから」

 

 

という対応をしたとしても、
大元の問題が解決していないため、
結果が先延ばしになるだけ、
もしくは、新しく入った人も
同じ構造で辞めていく、ということが起こります。

 

 

また、難しいことに
退職者が本当の理由をいってくれるとも限りません。

 

 

なので、私たちは常に
目の前で起こっているできごとの
問題の本質は何か、に
意識をむける必要があるのではないでしょうか。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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