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チームの力

先日、長年ファンをしている
アーティストのライブに行ってきました。

届いたチケットを見ると
1階席の最後列に近い場所。

まぁ、どこの席でも見やすい会場なので
参加できるだけでもいいよね、と
当日を迎え、出かけて行きました。

ところが、その日の席は
いつもとちょっと違っていたのです。

チームの力

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開場になり、
チケットを手に座席に行って
びっくりしました!

なんと、その日の席は
照明卓のすぐ隣。

これまでPA卓の近くになったことはあるけど、
照明卓の隣は初めてかも!

ツアーパンフレットでも
照明会社の名前まで
チェックしてしまう
マニア?な私。

機材やシステムなどが気になって
始まる前からもうソワソワしています。

開演の近くになって
照明担当の女性スタッフの方と
チーフらしき年配の方がこられました。

さすが時代というか
照明の細かいプログラムは
事前に打ち込んでいるようですが

驚いたことにその切り替えは
手元のキーボードでしているようです。

左手の指先でリズムをとりながら
意識を集中させ
右の指先でキーをタッチしていく。

iPadに映し出される
進行表をみながら
ピアノを奏でるかのように
ページをスライドさせ
キーをたたく。

同時にステージでは
様々な照明効果で
目まぐるしく世界が
表現されていきます。

そのアーティストは
以前、自分のステージでのふるまいに
一部のファンが
過剰に反応するのをふまえて
何かの折りにいっていました。

「段取りだからね」

盛り上がって
ステージの上で自由に
ふるまっているようにみえても

ステージの裏には、
それを支えているたくさんの人がいる。

このステージをつくっているのは
決してステージでスポットを浴びている人だけではないということ。

ライブに来ているどの客よりも
一音一音に耳を澄ませ
全身全霊をかけて
その瞬間に集中している
たくさんのこのプロたちが
このステージを支えている。

あぁ、すごいチームだな。

そして、すごく意外だったのが
MCの時に、
照明のチーフ(らしき人)が
ガハガハと声を出して
大笑いしていたこと!

あぁ、本当にこの職場が楽しいんだろうな。
このチームが好きなんだろうな。
いい職場、いいチームなんだろうな。
いい仕事ができているんだろうな。

それが、ひしひしと伝わってきて
このステージを観ることができて、
観客として一緒に盛り上がることで
一緒にこのライブを創り上げる一員であることを
存分に楽しみました。

終演後、スタッフの方に

「すてきな照明をありがとうございました!」

と声をかけたら、ニコッと笑って

「お疲れ様でした!」

といってくださいました。

うん。
やっぱり私もチームの一員だ。

最高の夜でした。

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