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仕事の効率化にひそむ罠

働き方改革で
課題となっているテーマのひとつが
仕事の効率化です。

働き手の不足や
残業時間削減などで
「仕事の効率化」が
取り組むべき課題に挙げられている
会社も多いのではないでしょうか。

実は、プロジェクトが予定通り進まないのは
そうなってしまうメカニズムがあるのです。

今日は、そんなお話をお伝えします。

仕事の効率化にひそむ罠

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ところで、あなたは
夏休みの宿題に
どんな風に取り組んでいましたか?

例えば、40ページの宿題があったとして、

計画的に1日1ページずつ進めるタイプ?
終盤にまとめてやるタイプ?
最後に本気を出すタイプ?

親からみたら、
計画的に1日1ページずつ進めてくれるタイプが
安心ですよね。

プロジェクトを管理する上司からしてみても、
思いは親と同じかもしれません。

ただ、夏休み間際に宿題を仕上げるタイプは
決して「できない人」ではなくて、
毎日コツコツ40日かけて作業をするタイプではないだけで、
1週間で40日分の作業をこなしてしまえる
能力を持った人、ともみることができます。

最終週にまとめて宿題を仕上げるタイプの人は
プロジェクト期間を
40日から1週間に
大幅短縮できる人、ともいえるかもしれません。

本気になったらできる人、なんですよね。

こういう
余裕がある間は本気を出さない性質は、
プロジェクトマネジメントの世界では
学生症候群と呼ばれています。

「期限ギリギリまで何もしない」という
心理的行動特性なのです。

つまり、余裕がなくなるまで
時間を浪費してしまう、
ということです。

多くの仕事は期限ギリギリに完了します。

どんなに速く依頼したとしても
期限ギリギリになることが殆どなのは、
こういった理由からです。

なので、人に仕事を依頼して期限を切るときは、
むやみに長い期限を切らないことです。

むやみに長い期限を与えると、
着手すること自体が先となってしまい、
速く仕事が終わることはありません。

『期日が近づいてからようやく着手する』のです。

たしかに!という
心あたりのある方は、
一度、指示の出し方を変えてみては
いかがでしょうか。

今日もお読みいただいて、ありがとうございました。

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