ひとがイキイキ働く会社をつくる

なぜ働き甲斐を感じるのか

たまたまテレビをみていると
ホテル業界の特集をしていて
星野リゾートの星野佳路社長が出ていました。

台湾に進出するようですね。

すでにタヒチとインドネシアにも進出していて、
「このまま日本に引きこもっていては、10年後15年後、世界と戦えない」
と語る星野社長も引き締まった表情でした。。

 

番組では、ダイアナ妃が愛した
アマンホテルのことも紹介されていました。

通常は一部屋を2人で担当するそうですが、
こちらのホテルでは5人で担当します。 

 

「最初は短期のつもりだったけれど
気が付いたらもう5年(だったか・・・)いるわ」
という現地の女性スタッフの言葉が印象的でした。 

 

なぜ働き甲斐を感じるのか

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一方、星野リゾートのほうでは、
スタッフが専門的な業務を担うのではなく
ひとりで何役もこなすようになることで
生産性を高めるサービスで、
ライバルに対抗しようとしています。 

 

例えば、レストランで料理を取り分けていた女性が
民族舞踊を披露したり、
ヨガのインストラクターがお客様にプレゼントするカードの
イラストを描いたり、
というようなことです。 

 

そうかと思えば、
ヨガのインストラクターに教えてもらっていたのは
日本人の総支配人でした。 

 

総支配人自らヨガを習うと同時に
それぞれの得意なことを教えあうことで
立場の上下関係なく
普段から率直に意見を言い合える
関係づくりを心掛けているそうです。 

 

もちろん、仕事ですから
それぞれに役割はあります。 

 

ただ、「役割」を分担して、
自分はこの仕事の担当だから
これだけをしていればいい、というのではなく
 

自分はこれが得意だから
この「役割」で組織に貢献できる、
という意識がある(役割意識)ことが
重要なのです。 

 

先ほどの例でいうと、
総支配人にヨガのインストラクターの役割はできませんが
(それができるように教えを乞うている途中ですが) 
ヨガのインストラクターの方がいてくれるおかげで
ホテルでは、ヨガのアクティビティーを提供することができます。 

 

反対に、
ヨガのインストラクターには総支配人の役割はできませんが
ヨガ以外のことでも、
ホテルをよくしていくアイデアについて
総支配人に話をすることができますし、
ホテルからもお客様からも
必要とされている、
自分の存在で喜んでもらえている、というのを
実感できているのではないでしょうか。 

 

これが、働き甲斐です。 

 

会社や組織のビジョンを理解していて
自分もそれに貢献できている。 

 

それを実感できるからこそ、
そこで働く意味を見つけられるのだと思います。

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