新型コロナウイルスの影響で
変わったことといえば、
WEBを通じてのコミュニケーションが増えたこと。
また、いろんなオンラインサービスが
無料や安価で提供されることが増え、
その恩恵に預かっています。
先日は、そのうちのひとつ
日本における組織開発の第一人者である
立教大学の中原淳教授の
オンライン講演に参加することができました。
当日は、200名を超える参加者で
途中、4名ほどに分かれての意見交換タイムもあり、
様々な組織開発の現場の声を聞ける
貴重な機会となりました。
講座の内容は、
メタファー(たとえ話)が秀逸で
とてもわかりやすく、
かつ、現場の問題点を突きつけられたように感じました。
今日は、その中のひとつ、
「大抵の人は、大きな組織を意識できない」
ということについて、お話したいと思います。
今、組織開発の現場では
様々な組織調査(サーベイ)が導入されています。
昔からある「従業員調査」や
最近では「HRテック」を用いたものも
よく使われています。
これらの組織調査によって
①現状の見える化
②組織への貢献意欲の見える化
ができ、
働きがいや貢献意欲が、生産性に直結するとして
国も注目しています。
組織調査のいい点は、
身近な職場の「見える化」された
データであるからこそ、関心があるところなのですが、
一方、自らも利害関係者なので、
なかなか口に出せない一面もあります。
そして、注意しておかなくてはいけないのは
大抵の人は、
大きな組織を意識できない、ということなのです。
多くの場合、
「うちの会社は・・・」と言う場合
うちの「職場」をイメージしているそうです。
つまり、自分の半径5m以内のことしか
意識出来ていないということなんですよね。
ということは、
いくら組織開発に取り組んだとしても
自分の半径5m以内に変化を感じないと
自分事にならないのです。
そのために
「見える化」と「フィードバック」の
2点が必要なのですが、
同じことが社員間のコミュニケーションにもいえます。
今、テレワークが進んでいる職場もあると思いますが、
導入したものの
思うようにいかないと感じている人も
多いのではないでしょうか。
昨日、近くを歩いていたサラリーマンが
「オンライン会議だと顔色がみえないんだよなー」
「伝わっているかどうかがわかんないんだよ」
と話していました。
テレワークが進むと、
身近に感じる職場の範囲が
さらに狭くなると感じています。
その時にコーチングスキルだと
私は思います。
対話を通して
相手が考えていることを「見える化」して
「言える化」する。
テレワークで
業務とは直接関係のない
雑談をする機会がない分、
これまで以上に対話力が必要となると思います。
半径5m以内の職場環境がよくなれば
会社のイメージもよくなるのです。
そんな職場づくりのヒントを
無料メール講座でお届けしています。
少しでも興味のある方は、ぜひご登録ください。
【無料メール講座】
うまくいくリーダーが知っている7つの法則
コメント